MacPro MA970J/A (Early 2008)。2.8GHzの8Coreモデル。2010年、MacBookPro Mid2009ではヘビーなDTM用途にはパワー不足を感じ、ヤフオクで中古を導入しました。
今でも最新のOSに対応しているけど、純正状態のままではもっさりだし、USB3やサンダーボルトのような新規格のデバイスも使えない。そこはMacProならではの拡張性を活かして、長く使えるようあちこちアップグレードしています。しばしば起こるトラブルもDIYで解決。たいていのトラブルはネットを探せば前例と解決法が見つかります。
今となってはベンチマークでiMacやMacMiniにさえ負け、最新のソフトシンセなんか立ち上げるとクロック足りない感じですけど、要所要所で8コアが効いているし、連続高負荷状態がつづくようなシチュエーションではやっぱりMacProは強いです。まずまず快適に使えています。
こればっかりはどうしようもないという欠点は、電気喰いで、排熱がストーブ状態なこと。夏は机下に置けません。
カスタマイズ
- ESATA、USB3.0拡張カード
USBフラッシュもUSB3が主流になり、ほぼ必要に迫られた形で導入。 - グラフィックカードGeForce GTX650Ti
玄人志向のWindows用GTX650Tiをそのまま載せてます。nVidiaサイトにあるQuadroのMac用ドライバが使えます。 - SSDを2台ストライプで起動ドライブに使用
光学ドライブの下段に5インチベイ用2.5インチマウンタ
で512GBのSSD(Transcendの370S)を2台設置し、吸気ファン裏に隠れている秘密のSATA端子に接続してます。
ストライピングでも読み書きともに500MB/s程度なのはSATA2接続の限界なのでしょう。それでも劇的な速度向上です。KONTAKTなどの大容量サンプルライブラリの読み込みも快適になりました。 - HDDを2台ミラーリングでストレージに使用
ホームフォルダをミラーリングしたHDDに設置して、データストレージに使用しています。
ホームフォルダの移動はユーザ権限が深くかかわるし、ターミナルでコマンドを打ってシンボリックリンクを作る必要があり、ちょっと勇気と知識が必要でした。
トラブル
- 電源ユニット 故障→交換
だんだん起動しづらくなり、やがてまったく無反応に。新品整備パーツを入手して交換しました。 - メモリ 故障→交換
カーネルパニックが頻発し始め、あれこれ原因を探した結果メモリの故障と判明。気付かなければ危うく処分するところでした。 - 光学ドライブ 故障→交換
純正ドライブのトレイが次第に弱々しくなり、やがて出てこなくなりました。
古いPowerMacG4に入れてたマルチドライブを移植して退化しつつ復旧。 - ドライブベイ(4) 故障→放置
自分の横着が原因で故障。壊れたのは電源ケーブルの方みたい。これはあきらめて放置。
参考情報
- Mac Pro (Early 2008) – 技術仕様|Apple公式
- Mac Pro 2008 に玄人志向GF-GTX650-E1GHD/GR|まわるフリフリのフリ
- 初代(2006)/二代目(2008)Mac Proの隠しSATA端子を活用する|KENのつぶやき
- OSX Homeを別のボリュームへ変更する|Golbitz